サービス内容のトラブル

3-1 家の傷

家財が壊れないように大切に梱包されるかどうか?は当然ながら大事なことですが、家に傷がついていないかどうか?についても注意が必要です。ですから、引越し作業が終わった時に必ず家に傷等がついていないかどうか入念にチェックをした上で作業員を帰すようにしましょう。

3-2 作業員は日本人か?

これも殆どの場合お客様が事前に質問することがないので...日本からの引越しだから日本人が来て当たり前と考えているでしょうから...。しかし会社によっては日本人でない作業員が来たりすることがあります。日本人だから安心できるというわけではありませんし、外国人だから安心できない、ということでもないと思いますが、やはり言葉などでコミュニケーションが上手くいかないと何かとトラブルが出やすくなりますのでやはり日本人で、日本人の心を持ったしかも熟練した作業員に扱ってもらうのが良いですね...

3-3 リストの英語作成は問題ないか?

海外引越ではインベントリーリストという英語で作成された品目明細が必要になります。会社によっては日本語で作成して後日英訳して作成する場合があります。しかし、やはりその場で英語でインベントリーリストを作成してくれる会社が安心です。また、熟練した作業員は、使ってはいけない、または使わない方が良い単語とかもわかっていますので引越し会社の作業員に全部任せられれば安心です。

3-4 梱包資材の使い方は正しいか?

熟練していない作業員は、バブルラップ(ぷちぷち)を乱用します。一般的にはバブルラップは海外引越ではあまり好まれない梱包資材です。というのも、コンテナの中に長期間入れられて且つ、南半球、アジア、欧州等へ送られる場合には赤道近くを通りますのでどうしても海上コンテナ内は高温になりがちです。食器とか表面に塗り物のある割れ物等の梱包時に直接バブルラップを巻いて使うと、こちらを開梱する際に表面の塗装面にくっついてしまったバブルラップが塗装表面まで一緒に剥がしてしまうことがあります。プロの梱包作業員はバルブラップは使いたがりません。もちろんこちらを使う場合もありますが、その場合梱包用紙(新聞紙のような緩衝材)を使った後にその外側からバブルラップで巻くようにしています。 それから、食器類は必ず水平方向に重ねるのではなく、必ず垂直に立てて送ります。靴なども基本は詰めモノをしてから踵を下にして垂直に置きます。20日から50日程度置いておかれるので水平にして置いておくとせっかくの大事な靴が型崩れしてしまいます。

3-5 忘れ物はないか?

家のものを全部送るのであれば送り忘れは比較的少ないのですが、ほとんどのお客様は実家に送るもの、家に残すもの、処分するもの、手荷物で持っていくものと分かれますから引越し作業後に送り忘れていたものにきづかないことがあります。引越し作業後、必ず入念にチェックして作業員を返すようにしましょう。弊社作業員は、必ず何回も念押しして忘れ物がないかどうか作業終了後に確認いれますが、それでも年間に3?4件程度、忘れ物があったので取りに来て欲しいと連絡をもらうことがあります。作業終了後10?15分以内程度であれば取りに戻る対応もしていますが、時間が経ってしまうと、次のお客様の約束時間を遅らせてしまう必要が出てくる場合、宅急便等で送ってもらったりしなければならない場合もあります。

3-6 当日の詳細指示は必ず作業員リーダーにまとめて話をしよう

作業員の方が複数でいても、大事なことはあちこちの人に説明するのでなく、リーダー責任者に一切の責任を負わせることにして説明をしましょう。そのほうが結果的にトラブルが少なくなります。

3-7 家具の分解後のネジ類の紛失

家具を分解した後、そのネジ類については必ずなくならないようにしてもらいましょう。弊社では以前家具のネジがなくなることがありましたが、5~6年前から家具が多めのお客様にはネジ類専用の黄色い箱を準備してその黄色い箱にネジ類を一括して家具ごとに袋に詰めてメモ書きしたものを入れるようにしてネジ類の紛失が絶対ないようにしています。部品ネジがないために家具が組み立てられくなったことがありますので、、、。

もし自分で解体した家具類がある場合、くれぐれもネジがなくならないように当日作業員に説明を加えながら手渡しをしてください。

3-8 国土交通省から許認可をもらっている業者

海外引越業を生業とするためには、国土交通省からの許可を得て、許可証認可証を得ていなければなりません。正確に言うと、「外航運送に係る第二種貨物利用運送事業」にたいする許認可制度です。国土交通省がこのような許認可制度を設けているのはあくまでも荷主保護が目的であり、悪徳業者を排除することが目的です。海外引越しは、国内での荷物の梱包引取トラック輸送、そして、船便等の外航利用、また、船が現地港に到着した後、輸入通関、家までの配達で成り立っており、各段階での十分なノウハウが必要となります。それらの十分なノウハウに長けて信頼に値するサービスが出来る業者であるかどうかを見極めて許可を出すわけですから、この、「外航運送に係る第二種貨物利用運送事業」 に対する許認可を得ている業者であるということは、つまり国から安心して仕事を任せられる業者であるというお墨付きを渡された信頼に値する業者である、ということですから、引越業者を選定する上での大事な指標とすることができるでしょう。

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